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部品調達コラム

三価クロメートと無電解ニッケルメッキの違いとは

三価クロメートと無電解ニッケルメッキの違いとは | ONIプレシジョン

私たちの身の回りにある金属部品は、様々な環境で使用され、その性能を維持するために表面処理が施されています。中でもよく用いられるのが「三価クロメート処理」と「無電解ニッケルメッキ」です。どちらも金属の腐食を防ぐ役割を果たしますが、その特性や得意とする分野は異なります。今回は、部品が置かれる環境や求められる機能に応じて、どのようにこれらの表面処理を選び分けるべきかを解説します。

錆びやすい環境・コスト重視なら「三価クロメート処理」

錆びやすい環境で使用されるのであれば、三価クロメート処理が有力な選択肢となります。三価クロメートは、比較的安価でありながら、優れた耐食性を発揮します。また、コストを重視する場合にも、処理液の価格が無電解ニッケルメッキに比べて安価なため、三価クロメート処理が適しています。

摩耗や強い負荷に耐えるなら「無電解ニッケルメッキ」

一方で、部品に摩耗や強い負荷がかかるような厳しい条件下で使用される場合は、無電解ニッケルメッキがその力を発揮します。無電解ニッケルメッキは、硬度が高く耐摩耗性に優れているため、部品の寿命を延ばす効果が期待できます。三価クロメート処理では対応が難しい、高い耐久性が求められる場合に最適な処理と言えます。また、部品の形状が複雑で、隅々まで均一なメッキを施したい場合にも、無電解ニッケルメッキが有利です。電気を使用しないため、電流の流れにくい複雑な形状の部品に対しても、均一な膜厚でメッキ処理を行うことができます。これにより、部品全体の耐食性や機能性を高めることが可能です。

品質管理体制で処理先を選定する理由とは

適切な表面処理を選択するだけでなく、処理を依頼する業者選びも非常に重要です。私たちが処理先の選定時に特に気を付けているのは、以下の点です。

品質管理の徹底

めっき液や処理液の成分濃度、温度、pH値などが適切に管理されているかは、メッキの膜厚や性質に直接影響します。これらの管理体制が整っている業者を選定することが不可欠です。もし、メッキ処理前の洗浄が不十分だと、部品表面の汚れ、油分、酸化膜などが原因で、メッキの密着性が低下したり、期待される性能が得られなかったりする可能性があります。前処理を丁寧に行っているかを確認します。

技術力と実績

過去に同様の部品や材質への処理実績があるか、また、その仕上がりはどうかを確認します。経験豊富な業者ほど、安定した品質の処理を提供できる可能性が高いと言えます。また、同時に技術的な知識やノウハウを持っているか、また、問題発生時の対応力があるかなどを確認します。

事前の打ち合わせと条件確認

見積もり段階から処理業者と密に連絡を取り、メッキの仕様(膜厚、種類など)、求められる品質、懸念点などを詳細に伝えることが重要です。仕様だけでなく、納期や費用についても事前にしっかりと協議し、双方が納得できる条件で依頼するように心がけています。

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