装置の意匠部品を調達する際に押さえるべきこと
装置部品は装置の性能に直接影響を与えますので、
調達先にはシビアにならなければなりません。
当然、コスト面も選択肢には入りますが、
まずは装置が正常に動作するかが重要です。
そこで、今回は装置部品の調達について、ご紹介させていただきます。
装置の製造~組立までを意識して選ぶ理由
装置は非常に繊細で、搭載される部品が要求精度を満たさなければ、要求する機能を満たさない場合があります。例えば、コスト重視で様々な調達先から部品を調達すると、品質や意匠性にバラつきが発生します。例えば、ヘアライン材に対しての番手の違いや溶接後の修正の上手さは直接影響を与えます。このような影響は、装置が上手く組み立てられずに、修正が発生し、納期とコストに直接影響を与えます。そのためにも、調達先は1社で統一することを推奨します。
また、加工精度だけではなく、輸送時の揺れによって、製品にキズが入ってしまうと意匠部品としての要求を満たさないために、ONIプレシジョンでは保護フィルムを施し、製品同士が重ならないように梱包をしております。
>>調達先は出来るだけ1社に統一するべき理由についてはこちら
ONIプレシジョンの調達先の選び方
ONIプレシジョンの抱える部品調達先を200社以上であり、その中からお客様に最適な調達先を選定させていただいております。実際に調達先を選ぶ際に、お客様に確認している内容は以下の通りです。特に、外観部品を手配する際には、見た目を揃えるために同じ仕入れ先で手配しています。
- Rohs対応品なのか
- ミルシートの要否
- 面粗度などの重要箇所の有無
- サイズ
- 材質・処理の種類要求精度(見た目・管理方法・機械の種類)
部品調達のことなら、ONIプレシジョンにお任せ
当社の調達先は精密加工を得意とする企業が多く、円筒研削、平面研削などの各種研削加工、マシニング・旋盤などの切削加工、ワイヤーカット放電加工等の様々な加工をあらゆる材質に精密加工することが可能です。コスト優位で調達先を選ばれる場合には、海外調達もご提案することが可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
おすすめの記事
-
調達先を出来るだけ1社に統一するべき理由とは?
調達担当者は自社の売上を向上させるために、 部品調達先が本当に最適な企業なのかを常に吟味しています。 よって、今依頼している企業から他の企業への変更も付き物です。 しかし、その変更に伴って発生する問題もありますので、 今回はそちらについて、ご紹介させていただきます。詳しく見る
-
手間のかかる調達業務は『調達代行』で解決!
調達部門は、生産に必要な資源を適切な購入価格、納期、品質で調達する重要な役割を果たします。 加えて、供給リスクを最小限に抑えるために、継続的にサプライヤーのパフォーマンスを評価と監視し、 新しいサプライヤーの開拓をしています。 調達部門は企業の収益性に直結する部門であるため、 仕事も多岐に渡り、業務詳しく見る