Q アルミはなぜ錆びないのですか?
アルミニウム自体は空気中で表面に酸化アルミニウムの薄い膜を自己生成するため、非鉄金属の中でも耐食性に優れた材質と言えます。ですが、生成された保護膜自体はアルカリ性及び酸性の環境に耐性が高くないため、皮膜が破壊されることで錆びを引き起こします。また、機械加工で主に使用されるアルミは他の元素を混ぜたアルミニウム合金となります。混ざっている元素の種類や量などにより、アルミ材の中でも錆や腐食のレベルが変わってきます(アルミ単体に比べると腐食しやすくなります)。元素を混ぜることで耐食性の低下は引き起こしますが、合金によって切削性の向上や高強度化などのメリットがございます。